土屋典康さんの作陶展&桂ひな太郎さんの独演会
2011-06-25


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昨日の午後、西武池袋本店6階のアート・フォーラムで開催中(28日まで)の、

土屋典康さんの作陶展に行ってきました。


世界各国の美術館に作品が収蔵されているような方なのですが、

土屋さんの作られるものには

偉そうにあたりを睥睨するような感じはなく、

人々の暮らしに寄り添うやさしい雰囲気が漂います。

大きめの壺などは、

そこにあるだけで周囲の空気の色合いまでが変わっているようで、

ひとときをゆっくりその傍で過ごしたくなりますし、

食器をみれば、わくわくして

そこに盛りたいおいしいものがいくつも浮かんできたりします。

あんなものたちに囲まれて暮らせたら、どんなに幸せでしょう。

土屋さんも奥様も会場にいらして、

とても優しく接して下さったのも嬉しかったです。



そして夜は、御徒町の鈴本演芸場へ。

桂ひな太郎さんの独演会を聴いてきました。

ひな太郎さんの噺を聴かせてもらうようになって、二年程でしょうか。

いつ聴いても、みるみるその世界に引き込まれ、

情景や人の姿がいきいきと立ちのぼって、

すっかり、自分もそこへ行ってきたような心持になるのが不思議です。

言葉の響きも心地よくて、うっとりと堪能して帰ってきました。



美しい陶器も素晴らしい話芸も、

からだの中の、

踊りを観た時とはまた違うところがとても気持ち良くなり、

いいものに触れると寿命が延びると信じた先人の気持ちが

実感として理解できる感じがした一日でした。




[Azのひとりごと]

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